この日をば かねて覚悟の 重信が 桜花とは 母も泣かなん
中別府重信

身はたとえ 南の海に 朽ちぬとも やがて九段の 花と咲くらむ
中田靜雄

海征かば 水漬く屍と 聞くものを 空征く我は 白雲と散る
中瀬清久

散る花の 二度と咲くとは 思はねど せめて残さん 花の香りを
中島昭二

古の 戦しのび 今日よき日 遠く漕ぎたり 彌山の下に
仁科関夫

おくれじと 咲きて散りなむ 大空に みくにを護る 我若桜
佐藤貞志

もろもろのまどひは斷たん君がため南溟(なむめい)ふかく濤分くる身は
久住宏

うぐひすも 春風吹かば 鳴くものを なぜにこの身は 春を待てぬや
加藤啓一

あさみどりの 清く澄みたり 大八州 よせくる夷の 仇艦(あだふね)沈めて
大恬v

千早振る 神の御加護に われは今 広きみそらを 一人羽翔く
古市敏雄

益良夫の 怒ひとときに 裂けてとぶ 特攻の轟(とどろき) 火柱の海
宮崎勝

若き身に 尊き任務 頂て 散りにしときぞ 心安けれ
大和昭吾

にっこりと 笑って行かん 靖國へ この身は晴の 特攻隊
増渕松夫

きみ想ふ こころは常に かわらねど すべてをすてて 大空に散らむ
小城亜細亜

大空の 制霸を夢見る 武士(もののふ)に 夢ならぬ身の 今日は来にけり
小城亜細亜

敵近し 太平洋の 波荒れて 胸は高鳴る 決戦の空へ
小城亜細亜

ただ征かん 生命を受けて 二十年 晴れて空への 御召しありせば
小城亜細亜

大空に 散ると決めにし 我ならば 今こそ征かん 若桜なり
小野塚一江

神風や 嵐を超えて 靖國の 神苑(かんぞの)に咲く 白菊の花
山口清三郎

我が青春を 國に捧げし 丈夫(ますらお)も 人の子故 情け知るなり
山田惠太郎

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